FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
迷走 ⇒ 空中分解へ / 公務員の賃下げ (上)
2011-06-16-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ マニフェストのすり替え = 政府は、国家公務員の給与を引き下げるための関連法案を国会に提出した。その内容は一般公務員の場合、課長・室長職以上は10%、本省課長補佐・係長相当職は8%、係員は5%の給与引き下げを13年度末まで実施する。これに準じて閣僚や副大臣は20%、総理大臣は30%の給与を減額する。平均削減率は7.8%、これにより総人件費を年間2900億円減らすことができる。

一見すると、大変にいい政策のように見える。だが、この法案が国会で成立する可能性はゼロに近い。なぜかというと、法案作りの過程で迷走が続き、関係者との意見調整も満足にできなかったからである。とにかく国会に提出して形を作ればいい。菅首相と民主党執行部は、こう考えているとカンぐられても仕方がない。

民主党は09年の衆院選マニフェストで「国家公務員の総人件費を2割削減。1兆1000億円の節約」を打ち出した。ところが、これまでの成果は昨年1.5%削減して790億円を節約できただけ。そこで大震災が起こると、復興財源を捻出するという名目に切り替えて労働組合側と交渉を始めた。組合側には協約締結権、つまり労使交渉による賃上げの決定方式を提示。一部の組合はこのエサに飛びついて、賃下げに同意した。

マニフェストに掲げた公務員給与の削減は、財政再建を目標にした政策だった。それが復興財源の調達策にすり変わり、3年間だけの賃下げに衣替え。その間の事情は、国民にも全く知らされていない。協約締結権の付与はスト権にも結びつく大問題。野党はもちろん、民主党内からも批判の声が出ている。民主党出身の西岡参院議長は「参院はこの法案を審議しない」と言明するありさまだ。


                                 (続きは明日)

    ≪15日の日経平均 = 上げ +26.53円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.