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経済なんでも研究会
蟻とキリギリス / ユーロ解体の危機 ? (上)
2011-09-14-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 第1幕 : 助け合いの精神 = ギリシャの財政・金融不安は、EU(ヨーロッパ連合)の存立を脅かすところまで発展してしまった。だが先週のG7(主要7か国)財務相会議は、具体的な対策を何一つ出せないまま終了。ギリシャのユーロ圏からの離脱、さらにはユーロ圏そのものの分裂までが、公然とささやかれる状態に陥った。ユーロ相場は下落、世界の株価も大きく下げている。

発端は奇妙な出来事だった。09年秋に行われたギリシャの総選挙で、現在のパパンドレウ首相が率いる社会主義運動党が勝つ。この政権交代で、カラマンリス前政権が財政赤字を大幅に粉飾して発表していたことが発覚した。このためギリシャ国債が暴落。政府は国債を償還するための資金を調達できなくなった。仮にギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥れば、ギリシャ国債を大量に保有するヨーロッパの金融機関が経営危機に見舞われる。

そこでEU各国は、素早く救済策を決定した。総額1100億ユーロを10-12年の3年間に、ギリシャに対して分割融資する。また財政不安がポルトガルなどに広がる場合に備えて、総額7500億ユーロの支援基金を創設することが主軸。その代わりにギリシャは、財政赤字を3年間で300億ユーロ削減することを約束した。

ギリシャが“倒産”して金融機関が大損害を被り、金融不安が各国に広がることを回避する。そういう事情もあったが、とにかくEUの一員であるギリシャをみんなで守ろうという助け合いの精神が大きく働いていたことは確かだ。その協調主義が、昨年末あたりから微妙に変質してしまう。


                                 (続きは明日)

    ≪13日の日経平均 = 上げ +80.88円≫

    ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ

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