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経済なんでも研究会
短観が教える 景気の先行き懸念
2011-07-06-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 回復は持続するのか? = 日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査は、景気の現況をきわめて正確に反映している。それによると、大企業・製造業の業況判断DIはマイナス9で、3月調査から15ポイントも悪化した。しかし3か月先の予想DIはプラス2まで改善する。震災で大きく落ち込んだあとは、V字型の回復が見込まれるわけだ。

典型的な動きをみせたのは自動車業界。3月調査より75ポイントも低下して、マイナス52まで落ち込んだ。それが3か月後には58ポイント改善して、プラス6にまで復元する見込み。被災による影響がいかに大きかったか。また、その後の復旧がいかに急速に進んでいるか、を的確に表していると言える。

ところが大企業・製造業のV字型回復は結構だとしても、非製造業や中小企業の状態はきわめて心配だ。大企業・非製造業の業況判断DIは8ポイント下がってマイナス5に。3か月後の予想DIもマイナス2にまでしか改善しない。中小企業の場合はもっと深刻。全産業ベースで今回の業況判断DIはマイナス24、それが3か月後も全く改善しない見通しとなっている。

大企業・製造業の業績は生産設備や輸送手段が復旧すれば、それなりに回復する。しかし非製造業や中小企業の場合は、放射能汚染や風評被害、あるいは消費者の節制ムードに影響されている部分が少なくない。この点を見過ごし放置しておくと、秋以降の景気は停滞してしまう危険性がある。政府は復興対策を急ぐと同時に、景気についても十分な施策を講じる必要があるのではないか。


    ≪5日の日経平均 = 上げ +7.37円≫

    ≪6日の日経平均は? 予想 = 下げ

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