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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 電力不足を乗り切る ⑬
2011-07-30-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 肝要なのは現実的な政策 = 「原発への依存度を下げる」ことについては、国民の大多数が賛成だろう。だが来年3月に原発の発電量がゼロになってしまったら、日本の産業と国民生活は大混乱に陥ってしまう。この冬に向かっての電力不足を乗り切るためには、やはり現実的な政策をとるしかない。

海江田経産相のように、いまの段階で「すべての原発は安全」と宣言するのは無謀だ。原発はそれぞれ基本的な安全度が違う。たとえば立地条件、大地震が起きる確率、稼働年数、そして安全対策の水準。今後30年以内に震度6強以上の地震が起きる確率がゼロである原発は6基、運転年数が10年に満たない原発は5基ある。このうち安全性の高いものからストレステストをして、1基ずつ再稼働させるのが最も現実的な方策だろう。

長期的に原発への依存度を下げるためには、代替エネルギーの技術進歩が欠かせない。太陽光・風力・地熱などのコスト引き下げ。また蓄電池の効率アップを、政策的に推し進めなければならない。特にオフィスや家庭で使う蓄電池の効率がよくなれば、昼間と夜間の電力需要を平準化することができる。

問題は電力料金が上昇してしまうこと。短期的には、どうしても火力発電の比重が大きくなる。そうすると原油やLNG(液化天然ガス)の使用量が増えて、発電コストが増大してしまう。その結果、電力料金が上昇すると企業はますます国際競争力を失い、家計も圧迫される。ここ1-2年の間は、むしろこの問題が最も大きな頭痛のタネになるかもしれない。


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