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経済なんでも研究会
ドル中心時代の たそがれ (中)
2011-08-03-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ ドルの信認にヒビ割れ = アメリカは当面のデフォルト回避に、なんとか成功した。だが債務問題は、実質的にあまり前進していない。今回の騒動で全世界がアメリカの財政事情に不安を抱き、特にドルへの信頼は大きく揺らいでしまった。再び債務問題が繰り返されると、その地位の低下は決定的なものになる恐れが強い。

第2次世界大戦を機に、アメリカのドルはイギリスのポンドに代わって世界の基軸通貨となった。戦後の米ドルは金との交換性を維持し、世界最強の通貨となった。この体制は金・ドル本位制とも呼ばれる。さらに71年、アメリカは突如として金との交換性を廃止した。いわゆるニクソン・ショックである。ここからはアメリカ経済の強さそのものを背景とした、完全なドル本位制となったわけである。

いま先進国は軒並み、財政の問題で苦しんでいる。ヨーロッパではギリシャの財政危機がスペインやイタリアにまで飛び火。日本の現状は説明するまでもない。アメリカも財政赤字が累積するにつれて、政府の債務限度を規定した法律を改正して対応してきた。過去10年間で10回も引き上げているが、クリントン政権のときを除けば問題にはならなかった。

先進国共通の財政赤字問題は、いずれも根底に福祉政策の充実と度重なる景気対策の実行がある。特に近年はリーマン・ショック後の景気対策で、各国とも赤字を増大させた。この結果、国民の間では福祉や景気対策を重視する人びとと、財政再建を必須と考える人びとが増大した。ところが政治は、この思想の広がりを包含し切れない。今回はアメリカでも、この現象が表面化したと捉えることができる。


                                  (続きは明日)

    ≪2日の日経平均 = 下げ -120.42円≫

    ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ

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