FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
ドル中心時代の たそがれ (下)
2011-08-04-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 多極化の時代へ = ドル中心の通貨体制は、確実に終焉を迎えているようだ。だが世界中を見渡しても、その後継者は見当たらない。一時は有力な後継者に見えたユーロも、南ヨーロッパ諸国の財政・金融不安でその勢いを失っている。中国の元も将来の可能性は秘めているが、現状はまだまだ力不足だ。英ポンド⇒米ドルとつないできた基軸通貨の地位は当分の間、不在となる可能性が高い。

その一方で、中国を筆頭とする新興国の急成長はまだ続くだろう。そのため先進国の企業は、競って新興国へ進出する。先進国自体の政治・経済情勢が不安定なこともあって、海外で獲得した先進国企業の利益は国内へ十分に還流されない。これが先進各国で雇用問題を生み出し、財政を悪化させる大きな原因ともなっている。

ドル中心体制の崩壊で、世界の通貨制度は多極化の時代に入るだろう。それに備えて、各国はグループ化することによって自国の経済と通貨を防衛する手段をとり始めた。最近もてはやされているFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)、TPP(環太平洋戦略的経済パートナーシップ)などの動きは、こういう視点で捉えることもできそうだ。

国家財政の将来を不安視する流れは、ヨーロッパからアメリカにも波及した。この波が次に日本に到達する公算は極めて大きい。また米ドルが圧倒的な力を取り戻すことは、ほとんど不可能だろう。恒常的な円高に対してどう対処するのか。政府や金融機関が大量に保有する米ドル資産を、どうしたらいいのか。少なくとも政治に携わる人たちは、こういう問題を頭に入れておいてほしい。


    ≪3日の日経平均 = 下げ -207.45円≫

    ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング




ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.