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経済なんでも研究会
円売り介入・金融の追加緩和は有効か
2011-08-05-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 76円25銭の死守を明示 = 政府・日銀は4日午前、外国為替市場で円売り・ドル買いの為替介入を実施した。これにより市場の円相場は1ドル=79円台に下落、対ユーロ相場も1ユーロ=113円台に反落した。円売り介入は震災直後の3月18日以来4か月半ぶり。ただ前回と違って、今回は日本だけの単独介入だった。

一方、日銀は同日の政策決定会合で、金融緩和の追加策を決めた。基金を通じた国債や社債などの買い取り規模を、現在の40兆円から50兆円に増やす。これによって市中の金利低下を促し、円高の阻止を狙ったもの。こうした財政・金融両面からの円高是正政策を好感して、4日の日経平均は3日ぶりに反発した。

問題はこれらの政策によって、円相場が円安の方向に修正されるかどうかだ。しかし残念ながら、その公算はきわめて小さい。なぜなら今回の円高は、完全にドル安の裏返しという形で生じているからだ。たとえば3月の場合は、日本企業が復旧資金を確保することが円高の要因になっていた。ところが今回は、ドルの先行き不安が世界中に広がっている。

ただ今回の円売り介入は、円相場が震災直後に付けた1ドル=76円25銭に接近した時点で行われた。したがって、この水準を超える円高は絶対に許さないという政府・日銀の強い意志を内外に明示した行為だったと言えるだろう。この水準に近づけば介入がありうる。その“警告”で、当分の間76円25銭以上の円高は阻止できるかもしれない。だが円相場が80円―90円台の水準にまで戻ることは、これまた当分の間ないだろう。


    ≪4日の日経平均 = 上げ +22.04円≫

    ≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ

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