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経済なんでも研究会
金本位制への幻影 ? ; 価格が暴騰 (下)
2011-08-17-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 40年間では50倍に高騰 = ちょうど40年前の8月15日。アメリカのニクソン大統領は突如としてドルと金との交換停止を発表、全世界を驚かせた。それまでアメリカは金1トロイオンス=35ドルで無制限に交換することを保証、それによってドルの価値を維持する政策をとっていた。しかし貿易赤字の増大で金の流出が止まらなかったために、交換を停止したわけである。

それ以来、金は一商品として自由に売買されてきた。その結果が1800ドルという価格。この40年間で、実に50倍を超す値上がりを記録したことになる。逆に言うと、この40年間でドルの価値は50分の1に低下したことになる。いまアメリカ国債が格下げされるなどでドル安が大問題になっているが、長期的にみてもドルはきわめて大きく減価してきたことが判るだろう。

そんな状況のなかで、アメリカ西部のユタ州が金貨・銀貨を州内では通貨として認める法律を制定し、話題を呼んでいる。なかには「金本位制の復活」とみる人たちもいるようだが、それは早計。なにしろ金貨を通貨として使えば、額面の50ドルでしか通用しない。商品の金としては何100ドルにも売れるのだから、通貨としては流通しないはず。だが、どうしてこんな法律を制定したのか。

ドルの信認がさらに低下すれば、世界には基軸通貨が存在しなくなるかもしれない。それで世界の金融や貿易がうまく機能するのかどうか。金本位制の復活論は、そんな心配からも出てくるのだろう。金価格が3000ドルにも達すれば、1オンス=3000ドルで交換性を回復しても金は不足しないかもしれない。金本位制の可能性は小さいが、その幻影が現れ始めたことは確かだろう。


    ≪16日の日経平均 = 上げ +21.02円≫

    ≪17日の日経平均は? 予想 = 下げ

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