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経済なんでも研究会
円高・株安対策 / 新しい発想で (中)
2011-08-24-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 円高のメリットを享受しよう = 法人減税を輸出関連企業に限定すると一種の輸出補助金となってしまい、海外から批判を招く。したがって全業種を対象とした一般的な法人減税とするしかない。いま日本の法人税は国税と地方税を合わせた、いわゆる実効税率が40.69%。国際的にみても、きわめて高い。このうち国税分は30%。これを20%に引き下げると、減税額はおよそ3兆円になる。

これだけの減税があれば、1ドル=75円程度の円高が続いても輸出企業の利益水準は維持できる。その他の企業はそっくり増益要因になるから、設備投資や雇用の面への好影響が期待できる。景気対策としての効果もあるに違いない。

問題はその財源だ。今回の円高を経済的な“大災害”と考えて、震災復興の方式を援用してはどうだろう。つまり当面は“円高調整国債”を発行し、今後数年間の財政支出削減で償却する方式だ。震災復興の財源を捻出するだけでも大変なのに、そのうえ円高国債とは何事だという批判は当然出るに違いない。だが超円高のデメリットが抑制できれば、あとは円高のメリットだけを享受できるようになる。

円高は日本の輸入価格を引き下げる。エネルギー・資源・原材料、それに食料や日用品に至るまで、価格を引き下げる効果はきわめて大きい。恩恵は企業にも家計にも行き渡る。これまでは輸出産業に対するデメリットに関心が集まりすぎ、円高を素直には喜べなかった。しかし3兆円のコストで何の心配もなく、円高のメリットだけを考えられるようになれば安いものだ。日本経済がぐっと明るくなる。こういう発想の転換が、いま求められているのではないか。 


                                (続きは明日)

    ≪23日の日経平均 = 上げ +104.88円≫

    ≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ

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