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経済なんでも研究会
蟻とキリギリス / ユーロ解体の危機 ? (中)
2011-09-15-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 第2幕 : 出来ないことは出来ない = ギリシャが支援を受ける見返りに約束した緊縮財政は、厳しい内容の耐乏生活を伴った。年金支給額の引き下げ、公務員の人員削減と賞与の停止、付加価値税をはじめ不動産・ガソリン・酒・タバコ税の増税・・・。国民はこれに反抗して、連日のようにデモとストが続いた。景気は急速に下降、物価は上昇した。ギリシャ国民の多くは「なぜ金融機関を助けるために、耐乏しなければならないのか」と疑問を持っている。

一方、支援をする側の国も資金を拠出するために、財政支出を絞る必要に迫られた。たとえば最も経済力のあるドイツでさえも4年で800億ユーロの財政支出削減計画を発表、社会保障費や失業手当の減額に着手した。ところが、このドイツやオランダの国民の間では「なぜギリシャを救うために、緊縮が必要なのか」という声が日ごとに増大しつつある。

そんな折り、この9月に入って状況が一変した。ギリシャ政府が公式に「景気の悪化が予想以上で、約束した財政再建計画の遂行は困難」と表明したから、問題は複雑化した。これまでは「国民の抵抗もあって、ギリシャは再建計画を守れないのではないか」という風評が飛ぶたびに、国債価格が急落。そのたびにEUは支援の強化を発表して、危機をしのいできた。

それが、こんどはギリシャ政府自らが「出来ないことは出来ない」と反旗を翻した形である。EUとしては、ギリシャ支援の大前提が崩れてしまったことになる。しかし放っておけば、EU各国の金融不安に火がついてしまう。こんなジレンマのなかで開かれたG7の財務相会議。具体策が出るはずもなかった。だが10月にも、ギリシャ国債は償還期限を迎える。時間はあまりない。


                                 (続きは明日)

    ≪14日の日経平均 = 下げ -97.98円≫

    ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ≫  

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