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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本産業の空洞化 ⑩
2011-10-08-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <原因③>積極的な進出も多い = 企業が成長市場への参入を目指して、積極的に海外へ進出する例も目立つ。たとえば最近もパナソニックが、ベトナムに冷蔵庫と洗濯機の工場を新設すると発表した。人件費の安さも魅力だが、成長いちじるしいベトナムでの販売増加が主たる目的。ベトナムの冷蔵庫と洗濯機の普及率は、まだ1-3割程度だ。

またアサヒビールはニュージーランド、ユニ・チャームはベトナムへの進出を決めた。日本国内でのビール系飲料は、昨年まで6年連続で販売が減少した。紙おむつの売れ行きも、90年代の後半から縮小している。人口の減少と経済の停滞で、内需が伸びない日本。そこで人口が多く、成長率も高いアジアやオセアニアの市場で業績を拡大しようというわけだ。

たとえば大手企業の営業利益をみると、10年3月期に新興国であげた利益は2兆6000億円。利益全体の36%にものぼっている。この利益水準は、00年3月期の4倍だ。また、ことし4-6月期には、アジアでの利益が全体の72%にも達している。自動車メーカーは大震災の影響で国内では大幅な減益だったが、アジア地域では増益だったところが多い。

積極的な市場拡大を目指す企業のなかには、現地企業に対するM&A(合併・買収)を試みるケースも少なくない。ことし4-9月中に日本企業が実施した海外企業の買収は236件で、前年の3割増。金額は3兆円で、前年の2倍以上に膨らんだ。こうした積極的な進出は日本企業の強さを証明しているが、それでも国内がそれだけ空洞化することは避けられない。


(続きは来週サタデー)

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