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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本産業の空洞化 ⑫
2011-10-22-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <対策>有効なのは新しい産業の振興 = 政府は臨時国会に提出する第3次補正予算案のなかに、産業空洞化対策として約7000億円を計上した。その内容は高付加価値製品を生産する企業、省エネ企業の新規立地、エコカー開発に対する補助金。中小企業に対する低利融資の拡充、雇用対策基金の積み増しなど。一見すると、あまり迫力があるとは言えそうにない。

空洞化を進行させる最大の原因は円高。ほかに高い法人税や電力料金、貿易自由化の遅れなど。しかし円高はドル安の裏返しであり、為替介入をしても円安には戻らない。法人税も震災復興財源に充てるため、当面は引き下げられない。原発の再稼働が遅れると、電力料金はむしろ上昇する可能性がある。FTAやTPPも農業問題がネックとなって進まない。要するに空洞化の原因を直接つぶす手段はないわけだ。

そこで対策の主眼は、国内に新しい産業を育てて空洞化した穴を埋めるしかない。補正予算に顔を出した高付加価値製品の生産企業に対する補助金などは、そうした発想から出てきている。第3次補正予算は震災復興のためのものだから、おそらくは東北地方に高付加価値産業や省エネ企業を誘致しようと考えているのだろう。

だが、この程度の対策で空洞化の穴はとても埋まらない。健康や医療、介護といった内需型の産業を全国的に振興する政策が必要だ。そのために必要なヒトも、海外からの移入を増やさなければならない。こうして人口を増やし、内需を拡大できれば、空洞化の穴埋めができるだけでなく、日本の企業が国内にとどまる可能性を大きくすることができる。


                           (続きは来週サタデー)

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