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経済なんでも研究会
韓流で行こう / 貿易自由化 (中)
2011-11-03-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 韓国の優れた貿易戦略 = アメリカの上下両院は10月12日、韓国とのFTA実施法案を可決した。韓国側の批准を経て、来年1月には発効する見込み。協定の内容は、今後5年間で工業製品や消費財の95%について関税を撤廃するというもの。韓国側は輸入農産物にかけている平均54%の関税を撤廃するが、コメは例外となっている。

この結果、アメリカは輸出が年間110億ドル増え、7万人の雇用が産み出されると期待。韓国側もアメリカの輸入関税が自動車部品については即時、乗用車は5年後には2.5%の関税がゼロになるため、自動車関連の対米輸出は年平均7億2200万ドル増加すると試算している。日本の対米輸出は、相対的にその分だけ不利となるわけだ。

韓国はすでにEUとの間でFTAを締結している。このため韓国からのEU向け輸出は、たとえば乗用車10%、薄型テレビ14%の関税が5年以内にゼロとなる。ここでも日本の輸出は、相対的に大きなハンデを負ってしまう。さらに韓国は中国との間でも、FTA交渉を始める予定だ。仮に中国とも同様な協定が結ばれ、日本は何もしなかった場合。ジェトロでは、年間110億ドルの輸出を韓国に奪われると試算している。

TPPは関税撤廃の例外品目を原則として認めない。また商品貿易だけではなく、サービス・労働・競争政策・電子取り引きなど広範な分野でも自由化を進める。韓国はこれを嫌ってTPPには参加しない。その代わりに2国間の交渉で重要な相手国とFTAを締結、大きな実績を挙げ始めた。イ・ミョンパク大統領が「韓国は世界で最大の輸出市場を持つ国」と豪語するゆえんである。


                                   (続きは明日)

    ≪2日の日経平均 = 下げ -195.10円≫

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