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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 綱渡りの ユーロ圏 ③
2011-11-19-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <ギリシャ①>国家の粉飾決算 = ヨーロッパ財政・金融不安の火元は、“聖火の地”ギリシャだった。09年5月の総選挙で社会主義運動党が政権を奪ったとき、それまでの政府がなんと財政赤字額を過少に公表していたことが露見。これが不安の発火点となった。80年代から歴代政府が、財政のバラマキを繰り返してきた結果だと言われている。

これで国債が売れなくなったため、10年4月になってパパンドレウ政府はEUに資金援助を要請。EUとIMFは直ちに10-12年の3年間に総額1100億ユーロの支援策を決定した。ただ、この融資は3か月ごとに分割して行われ、ギリシャが財政再建を進めることが前提条件となっている。

このためギリシャ議会は3年間で300億ユーロの歳出削減法案を可決。5月には200億ユーロの第1回融資を受けて、85億ユーロの国債を償還した。ところが法律は出来ても、実際の財政赤字削減はなかなか進まない。したがって市場の不安は解消するどころか、しだいに拡大してしまった。そこでEUやIMFは、分割融資を行うごとに歳出削減をもっと強化しろと要求する。

要求に応えなければ融資を受けられないので、ギリシャ政府は追加の歳出削減策を講じる。しかし緊縮策が強まれば強まるほど、市場はその実行が困難と判断してしまう。この悪循環が続いて11年9月になると、10年もの国債の利回りがとうとう20%を超してしまった。そして10月、EU首脳会議はギリシャの自力更生はムリと判断。民間に対する債務の50%カットを承認した。これで問題はさらに拡大する。


                             (続きは来週サタデー)

    ≪18日の日経平均 = 下げ ー104.72円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

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