FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
TPPへの免罪符? / 豪州との自由化交渉
2011-12-09-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 驚くべき 反対派の思惑 = 日本とオーストラリアとのEPA(経済連携協定)交渉が、年内に再開されることになった。EPAというのはモノの貿易だけではなく、サービスや投資など経済の幅広い分野での自由化を目指す協定。日豪間のこの交渉は07年にスタートしたが、これまでほとんど進展をみせず中断していた。それが急に再開することになった裏には、自由化反対派の奇妙で驚くべき思惑が・・・。

両国の貿易関係をみると、日本の輸入額は年間4兆円。石油・天然ガスや鉄鉱石、石炭などを輸入しているが、これらの輸入関税はすでにゼロ。ただ農産物や魚介類には高い関税をかけている。一方、オーストラリアは輸入額が1兆5000億円。自動車や機械、鉄鋼などを輸入しているが、ほとんどに関税がかけられている。したがって日本側が農産物の関税を下げない限り、交渉は進む余地がない。このため交渉が中断していた。

野田首相はTPP(環太平洋経済連携協定)への参加交渉を始めると明言した。このため農産物に対する関税の撤廃も覚悟し、オーストラリアに対してもそのカードを切るのではないか。こんな推測も出始めている。ところが農産物の自由化あるいはTPP参加に絶対反対の議員も、このオーストラリアとの交渉再開には賛成しているというのだから、まことに奇妙だ。

アメリカはすでにオーストラリアとの間でFTA(自由貿易協定)を結んでいるが、砂糖の輸入については例外品目として関税を下げていない。しかもTPPが発足しても、これは変えないと表明している。反対派はここに目をつけた。オーストラリアとの交渉で、できるだけ多くの例外品目を作ってしまう。そうすればTPPに参加しても、例外を維持することができる。驚くべき発想だが、はたしてうまく行くのだろうか。


    ≪8日の日経平均 = 下げ -57.59円≫

    ≪9日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.