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経済なんでも研究会
暗闘! EU vs 格付け会社 (上)
2011-12-14-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 防いでもすぐ壊される = 12月5日、世界の市場では株価がそろって上昇した。独仏首脳会談で財政規律を強化する新条約が合意され、イタリア新内閣の財政再建策が好感されたためである。ヨーロッパ各国の国債が買い戻され、利回りは低下。イタリア国債の利率は久しぶりに6%を割った。だれもが「ヨーロッパの不安は軽減された」と感じた一瞬である。

ところが6日、株価は早くも方向性を失った。ヨーロッパの国債利回りは一転して上昇、ユーロも売り込まれた。不安は一夜にして再燃した。スタンダード・プーア社(S&P)が「ユーロ15か国の国債格付けを引き下げる可能性がある」と発表したためである。

さらにS&P社は「EFSF(ヨーロッパ金融安定化基金)の格下げを検討中」「ユーロ圏の大手銀行についても格下げの方向で見直す」と発表。二の矢、三の矢を打ち込む格好となった。これで独仏首脳会談の成果もイタリアの財政再建計画も、完全に吹っ飛んでしまった。

EUはこれまで何度も痛い目にあっている。ギリシャは財政再建策を作成するたびに、格付け会社が「実行できる可能性が低い」という理由で格下げ。結局は管理デフォルトに追い込まれた。イタリアも再建策を作った直後に格下げされ、ベルルスコーニ首相は退陣を余儀なくされた。防戦一方に回ったEUは、防いでも防いでも格下げの矢が飛んできて、防ぎ切れない格好である。


                                   (続きは明日)

    ≪13日の日経平均 = 下げ -101.01円≫

    ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ

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