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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 綱渡りの ユーロ圏 ⑧
2011-12-24-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <対策②>ユーロ圏全体の防衛策へ = EU首脳は10月末になって、ようやくギリシャ問題を収拾するための包括策をまとめあげた。しかし、その間9月から10月にかけて、こんどはイタリアの国債が格下げされた。このため国債の利回りが7%を上回り、ベルルスコーニ首相は退陣を余儀なくされてしまう。信用不安はポルトガルやスペインを飛び越えて、一気にEU第3の大国に迫る形となった。

イタリアの経済規模はギリシャの7倍、政府の債務残高は1兆8430億ユーロでギリシャの6倍もある。この大国がデフォルトに陥ったら、その影響は計り知れない。フランスにも飛び火し、ユーロ圏は崩壊の危機にさらされる。ここでEU首脳は、ユーロ圏全体を防衛するための大々的な対応策を構築する必要に迫られることになった。

12月9日、EU首脳会議はユーロ圏防衛のための総合対策を発表した。加盟各国の財政規律を強化するために新しい条約を結ぶ。この条約により、各国は憲法ないしは基本法に財政再建目標を明記する。違反した国には、自動的に制裁が加えられる。またESM(ヨーロッパ安定メカニズム)の創設を1年前倒しして、12年7月にスタートさせる――などがその内容。

だが、これでも金融不安は鎮静しない。ESMとIMFを合計しても、融資能力は1兆ユーロ程度。イタリアがお手上げになったら、とても足りない。また新しい条約には、イギリスが参加しなかった。さらにECB(ヨーロッパ中央銀行)による国債の買い入れや共同債券の発行については、ドイツの反対もあって合意できなかった。このため市場は、総合対策も「力不足」と判定しているようである。


                             (続きは来週サタデー)

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