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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 綱渡りの ユーロ圏 ⑨
2011-12-31-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇<問題点①>通貨・金融と財政の不整合 = ヨーロッパの金融・財政不安は、通貨と金融を統合したユーロ圏が財政の統合を怠ったことから発生した。EU27か国のうち17か国は共通通貨であるユーロを流通させ、ECB(ヨーロッパ中央銀行)が政策金利を決めたり、域内金融の量的な調節も行っている。しかし財政は各国政府が独自に予算を作り、税金も徴収している。

たとえば、ギリシャは経済的にそう強い国ではない。そのギリシャが強い通貨ユーロを使用し、低金利政策の恩恵を受けた。このため国も企業も、域内の銀行から“身分不相応”な多額の借金をしてしまった。だが景気が拡大しているうちは、その矛盾が表面化しなかった。それが08年のリーマン・ショックで不況になると、借金を返済できないのではという不安を呼び起こす。

国債の買い手が減って価格が下落、利回りは上昇する。すると国債の償還に対する不安はもっと高まり、国はカネのやりくりができなくなる。これがギリシャの財政不安だ。借金が返せなくなると、貸した側の銀行は経営が破たんするかもしれない。これが金融不安である。この財政・金融不安はギリシャからポルトガル、スペイン、イタリアなどの諸国にも飛び火した。

EU首脳はユーロ防衛のための総合対策を決めたが、その主柱は徹底した財政規律の強化。これまでもEUは毎年の財政赤字をGDPの3%以内に収めるという目標を共有していたが、守られていない。そこで総合対策では、各国が憲法にこの規制を明記することになった。これで財政赤字の抑制は出来るかもしれないが、財政の統合からはほど遠い。


                              (続きは来週サタデー)

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