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経済なんでも研究会
2012年の経済展望 ④ ヨーロッパ
2012-01-05-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 信用不安と後退懸念の二重苦 = ヨーロッパの財政・金融不安は、年が明けても不気味にくすぶり続けている。市場はEU首脳が昨年末に合意した財政規律強化の総合対策を不十分だとみており、ギリシャやイタリアの国債利回りは下がる気配がない。特にギリシャの10年もの国債利回りは年末に36%を超えた。

市場関係者は1-3月が正念場だとみている。というのもユーロ圏各国の国債償還額が、この時期に3000億ユーロにも達する見込みだからだ。またギリシャは4月ごろにデフォルト(債務不履行)宣言を出すと考えられているが、それまでに域内銀行が自己資本の増強を完了できるかどうかも気にかかる。

ユーロ圏が財政再建に成功するためには、各国が厳しい緊縮政策を貫き通さなければならない。だが、その結果は景気後退を惹き起す可能性が十分にある。ヨーロッパ委員会は昨年11月、ユーロ圏17か国の成長率を11年は1.5%、12年は0.5%に下がると推定した。しかし現状から判断すると、この予測はかなり甘い。12年の成長率はマイナスに転落する可能性が高いと思われる。

厳しい緊縮政策に対して、各国では不満と抗議運動が高まっている。その結果が倒閣運動に結び付けば、政治的にも不安が増す。そして緊縮政策にほころびを生じれば、財政・金融不安を鎮めることが出来ない。ヨーロッパ諸国はこうしたジレンマを抱えながら、新年を迎えた。世界経済にとっては、ことしも最大の問題になるだろう。


                                    (続きは明日)

    ≪4日の日経平均 = 上げ +104.76円≫

    ≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ

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