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経済なんでも研究会
難題! ; イラン原油の輸入停止? (下)
2012-01-13-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 段階的な削減の程度が問題 = アメリカ議会が成立させたイラン原油の禁輸法は「イラン中央銀行と決済取引のある外国銀行には、アメリカ国内の金融システムを利用させない」という内容。イランの民間銀行はすでに制裁措置の対象になっており、外国との取り引きができない。そこで原油の輸入国は、イランの中央銀行を通じて代金の決済をしている。つまり禁輸法は、イランと取り引きするかアメリカで金融活動をするか、どちらかを選べというわけだ。

オバマ大統領は、この禁輸法に乗り気ではなかった。原油の国際価格が高騰することを心配したからである。ところが議会が圧倒的多数で可決したため、やむなく年末に署名した。ただ議会と交渉して、例外措置を設けている。それは「決済額を大幅に減らした銀行には適用しなくてもいい」という規定。この“大幅に”が、なかなか曲者である。

アメリカのガイトナー財務長官が昨日12日、来日した。野田首相や安住財務相との会談では、日本もイラン原油の輸入を停止するよう強く要請。これに対して日本政府は、大災害の復興に努力している現状を説明し、イラン原油は「段階的に減らすので例外規定を適用してほしい」と主張した。だが“段階的”が5年でゼロにするのか、6か月でゼロにするのか、双方の“程度“に関する合意はなかったようだ。

イランは海上演習の予告に続いて、濃縮ウランの生産を近く開始すると発表。ますます態度を硬化させている。これに対するイスラエルの対応、米欧側の軍事的な動きなど、今後の展開は全く見通せない。ただ、そうしたなかで原油の国際価格だけは確実に上昇するだろう。日本はイラン原油の輸入禁止にどう対応するか。原油をどう確保するか。新たな難題であることに間違いはない。


    ≪12日の日経平均 = 下げ -62.29円≫

    ≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ

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