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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 綱渡りの ユーロ圏 ⑫
2012-01-21-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <展望①>ギリシャの行く末  EU首脳は昨年10月末、ギリシャの自力更生は困難だと判定。ギリシャの債務負担を軽減するため、民間に対する債務を強制的に50%削減することを決めた。明らかにギリシャのデフォルト(債務不履行)を容認したことになる。ただギリシャが直ちにデフォルト宣言をすると、大混乱を生じる。だから一定の準備が必要だった。

ヨーロッパの金融機関は大量に保有するギリシャ国債の価値が半減すると、経営破たんする可能性がある。そこで自己資本を積み増すなど、経営基盤を強化する必要に迫られた。EU首脳としては、ことし3月ごろまでにこの準備を完了し、4月ごろにギリシャがデフォルトを宣言するという“管理デフォルト”計画を想定していたに違いない。

ギリシャ自身も昨年11月にはパパデモス新首相の率いる大連立内閣を発足させ、緊縮政策を進めながら各国金融機関との債務削減交渉を続けてきた。ところが新年に入ってすぐ、事態は急変した。格付け会社S&Pが、フランスをはじめとするユーロ圏9か国の国債格付けを一斉に引き下げたからである。これでまた見通しは混とんとしてしまった。


今後の展望は大きく分けて2つ。最良のコースは事態に平静さが戻って、EU首脳の描いた管理デフォルトが実現する 可能性。この場合は、ギリシャがユーロ圏から除外されることはないだろう。最悪のコースはギリシャの債務がさらに拡大し、金融機関の資本増強もできなかった場合。ギリシャはおそらくユーロ圏にはとどまれない。紀元前6世紀に初めての貨幣社会を実現したギリシャの悲劇となる。


                             (続きは来週サタデー)  

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