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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 綱渡りの ユーロ圏 ⑬
2012-01-28-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ <展望②>ユーロ圏の行く方 = ユーロ圏の命運は、やはりギリシャが握っている。ギリシャがEU首脳の計画通り管理デフォルトを実現できれば、ギリシャがユーロ圏を離脱することはないだろう。その場合でもヨーロッパの信用不安を克服するのにはかなりの時間を要するだろうが、ユーロ17か国の体制はなんとか維持される。これが考えられる最善のコースだ。

ギリシャが資金繰りに行き詰まって突然デフォルト宣言をした場合は、最悪のコースになる。ギリシャに融資していた金融機関は多くが経営難に陥り、信用不安は一段と増大する。またギリシャはユーロ圏にとどまれない公算が大きいが、そのときポルトガルやスペインの資金繰りも苦しくなってユーロ圏を離脱するかどうかの選択を迫られる。イタリアやフランスにも、大きな圧力が加わるだろう。

事態がそこまで進むと、EUやIMFも面倒を見切れなくなる。ユーロ圏は少なくとも縮小を余儀なくされる。通貨ユーロは暴落するだろう。世界経済に対する悪影響も計り知れない。アメリカや中国などの新興国もEU向けの輸出に大きく依存している。したがって、ユーロ発の世界不況が発生する危険性はきわめて高い。

現実の可能性は、こうした最善と最悪のコースの中間に存在するのかもしれない。また見通しが最悪のコースに近づけば、ECB(ヨーロッパ中央銀行)が無制限の国債買い入れに踏み切るかもしれない。だが、それはそれでインフレという新たな問題を惹き起す可能性がある。いずれにしてもヨーロッパ情勢からは、1日も目が離せない。


    ≪27日の日経平均 = 下げ -8.25円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】   

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