FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本の国債 ③
2012-02-18-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 順調な日本の国債消化 = いま南ヨーロッパ諸国が、財政不安の問題に苦しんでいる。このため各国の国債利回りは軒並み上昇。10年国債でみるとギリシャの20%超は例外だとしても、スペインやイタリアの利回りも5-10%と高い。国の財政が悪化すると、国債が約束通り償還されるかどうかに不安が出る。すると国債の買い手が少なくなって、国債の価格が下がる。利回りはそれだけ上昇するわけだ。

日本の財政状態も悪い。たとえば2012年の場合、財政赤字のGDPに対する比率はギリシャが7.0%、イタリアは1.6%。これに対して日本は8.4%と大きい。また債務残高のGDP比率もギリシャの181.2%、イタリアの128.1%に対して、日本は219.1%もある。ところが、いまのところ日本の国債はきわめて順調に消化されており、利回りは1%前後に抑えられている。

その理由の1つに挙げられているのが、国債をだれが買っているのかの違いだ。ヨーロッパ諸国では、国債の大半が海外の金融機関などによって保有されている。日本では大半が国内で消化されているために、財政状態が悪くても国債への信頼度が低下しない。だから価格が安定していて、利回りも低いという説明である。

そこで日本の国債が海外でどのくらい保有されているのか、を調べてみよう。10年末の国債発行残高は722兆円。このうち海外の保有分は35兆円で、比率は4.5%だった。しかし最近になって増え始め、11年6月末では比率が7.4%に、9月末では8.2%に上昇している。まだ1割には達しないが、増加傾向にあることは確かなようだ。


                             (続きは来週サタデー)

    ≪17日の日経平均 = 上げ +146.07円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.