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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本の国債 ④
2012-02-25-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 金融機関が大半を保有 = 発行された国債の大半は、金融機関が保有している。日銀の集計によると、2010年末の国債発行残高は約722兆円。このうち銀行が329兆円、保険会社が147兆円を持っており、この両者を合わせると保有率は65.2%と全体の3分の2を占めている。そのほか公的年金が75兆円、日銀が58兆円、また家計も33兆円の国債を保有していた。

銀行や保険は、主として個人から預金や保険料の形でおカネを集めている。そのおカネで国債を購入しているわけだから、結局は個人が間接的に国債を買っているとも言える。このため日本の国債は、巨大な個人の金融資産に守られているから安心だという考え方が強い。ただ個人の金融資産は高齢化の進行によって取り崩される傾向にあり、いつまでも安心というわけにはいかない。

日銀の統計によると、個人の金融資産は11年9月末で1471兆円だった。ただし住宅ローンなどの借金を差し引くと、ほんとうの意味での金融資産は1117兆円となる。この3月末に、国と地方の長期債務残高は894兆円に達する見込み。個人がそのすべてを背負うわけではないが、その差は急速に縮んできた。

大震災の復旧・復興もあって、国と地方の借金は増加の一途をたどる。一方で個人の金融資産は伸び悩みの傾向だから、ここ数年のうちに2つの数字は逆転する可能性が高い。そうなると、国債は国内での消化がむずかしくなり、海外への依存度が増すだろう。日本経済はますます厳しい局面に立たされるわけだ。


                           (続きは来週サタデー)

    ≪24日の日経平均 = 上げ +51.81円≫

    【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】

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