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経済なんでも研究会
TPPは 藪の中 : 交渉は一巡したが (上)
2012-02-29-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ アメリカなど3か国が態度保留 = 日本のTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加をめぐる関係国との事前協議が、先週までに一巡した。9か国との協議では、シンガポールなど6か国が日本の参加を了承。アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3か国は、いずれも態度を保留した。この3か国に対しては、近く二巡目の交渉を行う予定だ。

TPPの土台は、06年にシンガポール、ブルネイ、ニュージーランド、チリの4か国が結んだ経済連携協定。10年3月にはアメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、その後マレーシアも参加して、TPP協定の具体的な内容を作成中だ。あとから参加したいと申し出た日本は、この9か国すべての了承が得られないとメンバーに加われない。そこで9か国と個別に協議した結果、3か国が態度を保留したわけである。

この3か国は、いずれも農畜産物の輸出国。したがって日本に対して、農畜産物の輸入自由化を求めてくることは明らかだった。ところが一巡目の協議で、日本はこの問題に明確な姿勢を示していない。だから「一巡目の協議で了承が得られないことは想定していた」と、政府関係者は説明している。

では、二巡目の協議で了承が得られるのかというと、それが危ない。なぜなら政府は農畜産物の輸入自由化について、国内の反対勢力と全く話を進めていないからだ。これでは3か国が強く求める農畜産物の自由化について、日本としての責任ある回答はできないだろう。一巡目の協議内容も外交交渉上の秘密だというが、それでは反対派の説得もできないのではないか。協議は一巡したが、TPPは藪の中である。


                                   (続きは明日)

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