FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本の国債 ⑥
2012-03-10-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ なぜ銀行は国債を買うのか = 日銀の集計によると、10年末に銀行は329兆円、保険は147兆円の国債を保有していた。両者を合わせると、国債発行残高の65.2%にもなる。日本の国債は9割以上が国内で消化されているから安心だと言われるが、その大半を金融機関に頼っているわけだ。でも銀行や保険はなぜ、こんなに大量の国債を買っているのだろう。

全国銀行協会の発表によると、全国銀行120行のこの2月末の預金残高は合計583兆円。前年より2.3%増加した。これは個人も企業もおカネをせっせと預金しているためで、預金残高の総額は65か月間連続で増えている。経済の先行きが不透明だったり、年金の将来に不安があるためだ。特に昨年の大震災後は、その傾向が強まっている。

一方、全国銀行120行の貸し出し残高は、2月末で419兆円。前年比では1.2%の増加だった。いま企業の多くが潤沢な手元資金を抱えている。日経新聞の集計だと、上場企業の半分が実質的な無借金会社になったという。つまり借入金が全くないか、あっても手元にそれ以上の現金を保有している。これも経済の先行きが不透明で、設備投資や人員の増加を抑制しているためだ。

個人も、なかなか借金をしない。だから金融機関は、貸し出し先が見つからない。しかも少々不安のある貸し出し先には、不良債権化することを恐れて貸さない。預金の伸び率よりも貸し出しの伸び率が下回る状態が続いてしまう。そこで最も安心できる国債を買って、余剰資金を運用することになるわけだ。


                           (続きは来週サタデー)

    ≪9日の日経平均 = 上げ +160.78円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

 
          
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.