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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 日本の国債 ⑦
2012-03-17-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 銀行が怯える金利上昇 = いま1年もの定期預金の金利は年0.025%ほど。これに対して銀行の貸し出し金利は、平均で年1.06%程度に下がっている。一方、10年もの国債の利回りは1%か1%弱。したがって国債で運用する方が利潤はやや低くなる。しかし貸し出しに比べれば、国債の取得はまるでコストがかからない。しかも貸し倒れの心配がない。

銀行の本来の使命は、集めた預金を企業に貸し出して経済の発展を促すことにある。その機能が最近は全く低下してしまった。1兆円の預金を集めて国債に投資すれば、汗もかかずに年100億円ちかい利益が生まれる。こんな楽な商売はない。ところが、その銀行がいま秘かに恐れている事態がある。

それは国債の価格が下落し、長期金利が上昇することだ。日銀の試算によると、仮に金利が1%上昇すると、国内銀行が保有する国債など債券の値下がりは6兆円に達する見通し。こういう事態も想定されるというので、一部の大手銀行では対応策の作成を始めたという報道もあった。

預金は増えて、貸し出しは伸び悩み。こうした現象は景気がよくないために起きる。ところが仮に景気がよくなり、経済の長期的な見通しも改善すると、こんどは預金の伸びが鈍り、貸し出しが増える可能性が大きくなる。そうなると、銀行は国債を売って貸し出しに回した方が儲かる。その結果、国債の価格が下がる危険性も十分に考えられる。銀行と国債の関係は、複雑・微妙だ。


                           (続きは来週サタデー)

    ≪16日の日経平均 = 上げ +6.55円≫

    【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】

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