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経済なんでも研究会
景気回復のカベ? : 原油の高騰 (下)
2012-03-22-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日本は電力がピンチに = 日本でもガソリン価格は上がっている。店頭価格の全国平均は先週、1リットル=152円60銭に。この1か月で10円の値上がりとなった。灯油や輸送用燃料、重油も値上がり。このため航空各社は近くサーチャージを1割ほど引き上げる。貨物船や漁船、バス、トラック、あるいはビニールハウスなどのコストも増加してしまう。

日本の場合、原油の輸入価格はドバイ原油の国際価格が基準になる。この価格が上昇したため、たとえば最近もサウジアラビア原油の直接取り引きで1バレル=118ドル。リーマン・ショック後の最高値で決着した。さらに国内の精油所が火力発電用の重油を優先的に生産しているため、ガソリンや灯油の供給が減少している。こうした特殊事情も、小売り価格の押し上げ要因になっているようだ。

原油価格の高騰は、いろいろな角度から日本経済を圧迫する。エネルギー・コストの上昇は多くの企業の収益を悪化させ、家計の負担も増加させる。燃料の輸入額が急増し、貿易面で赤字が出る。アメリカなどの景気が下降すれば、輸出が伸びにくくなる。なかでも最大の問題は、電力料金が引き上げられることだろう。

先進各国の金融緩和政策で、世界中にカネ余り現象が生じた。このカネがヨーロッパ信用不安の鎮静化で動き出し、株価や原油の価格を引き上げている。原発を失い、エネルギーを輸入に頼る日本にとっては、深刻な事態を迎えたと言っていい。しかも円安で輸入価格は上昇する。10月には環境税が施行され、これがガソリンや重油の価格に上乗せされる。政府は対応策を考えているのだろうか。


    ≪21日の日経平均 = 下げ -55.50円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ

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