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経済なんでも研究会
資金循環統計の 読み方 (下)
2012-03-29-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 海外の国債保有が急増 = こんどは話題の国債保有者について調べてみよう。最大の保有者は金融機関。11年末の残高は696兆円で、5年前より107兆円も増えている。このような金融機関による大量の保有が支えとなって、日本の国債は値下がりしないというのが現在の構図である。

次に外国人の国債保有高。外国人と言っても個人ではない。外国の政府、中央銀行、金融機関、年金基金、企業などが買っている。だから正確には、海外の保有高と言うべきだろう。その保有残高は、11年末時点で78兆円。5年前に比べると、実に84%も増加した。国債発行残高に占める比率も8.5%に上昇している。

企業の資金需給も一目瞭然だ。金融機関を除く民間企業が保有する現金・預金は、11年末時点で205兆円。5年前に比べると20兆円増えた。個人が持っている現金・預金と合わせると、その額は1039兆円に達する。これが“カネ余り”の実態である。ただ国債に関してみると、企業は9兆6000億円しか保有していない。

個人の金融資産は、もう増えないのか。膨張を続ける国と地方の借金を吸収して行けるのか。その一方で、海外の国債保有はまだ増加するのか。どこまで増加すると、日本の国債は安定感を失う危険があるのか。こうした問題を予知するには、資金循環統計を読み解くしかない。3か月ごとに巡ってくる頭の体操である。


    ≪28日の日経平均 = 下げ -72.58円≫

    ≪29日の日経平均は? 予想 = 下げ

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