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経済なんでも研究会
2つの選挙に身構える 世界経済
2012-04-11-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 大混乱に陥る危険性 = 先週から日米の株価が大きく下げている。その1つの材料となったのが、スペイン国債の利回り上昇。4日の入札で買い手が少なく、価格が下落して利回りが3か月ぶりに5.8%台に乗せた。これで南ヨーロッパの信用不安が再燃と伝えられたが、真相はちょっと違うらしい。市場の心配は、近づいてきた2つの選挙にあったようだ。

まず22日に行われるフランスの大統領選挙。すでに10人が立候補しているが、事前の調査によると過半数を獲得できる候補者はいない。その場合は5月6日の決選投票に持ち込まれるが、ここでは社会党のオランド前第1書記がサルコジ現大統領よりも優勢だと予測されている。仮にオランド氏が当選すると、財政再建政策は修正される可能性が強い。EUも現在のユーロ防衛策を遂行することが困難になる。

次はギリシャの総選挙。まだ日時は決まっていないが、5月中には実施される見込み。現在はパパデモス前ECB副総裁を首班とする大連立内閣が、EUの要求に従って財政緊縮政策を推し進めている。ところが緊縮政策に対する国民の不満は大きく、抗議の自殺者まで出る始末。野党は緊縮政策に反対しており、仮に現政権が選挙で敗れるようなことがあると、ここでもEUの対応策は破綻する危険性がある。

EUやIMFはギリシャに対して、資金援助をする条件として厳しい緊縮財政を義務付けた。その結果は深刻な不況と高い失業率。国民は耐乏生活を強いられている。その不満が総選挙で噴き出したとき、EUには対応手段があるのだろうか。フランスで「年金支給年齢の引き下げ」を公約している大統領が出現したとき、ドイツと協調してユーロの防衛を図れるのだろうか。世界経済は、早くもその事態を恐れ始めたように思われる。


    ≪10日の日経平均 = 下げ -8.24円≫

    ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ

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