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経済なんでも研究会
動きが止まった 経済政策 / 中国 
2012-04-12-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 経済の減速を放置するナゾ = 中国統計局の発表によると、3月の消費者物価は前年比3.6%の上昇にとどまった。2月の3.2%上昇より少し上げ幅は拡大したが、政府が目標としている4%の限度を2か月にわたって下回っている。また工業製品の卸売物価は3月、前年比0.3%の下落。09年11月以来の値下がりを記録した。中国のインフレ懸念は、明らかに解消したように思われる。

中国の消費者物価は10年夏から上昇し始め、11年7月には前年比6.5%の上昇を記録した。物価が上がると、国民の政府に対する不満が増大する。そこで政府は強力な金融引き締めを実行。2年足らずのうちに政策金利を5回、預金準備率を14回も引き上げた。その結果、物価は下がったが景気も悪化。大手企業も減益や赤字に陥るところが多く、中小企業の倒産も激増している。

こうしたなかで政府は昨年11月から金融緩和に踏み切り、11月と今年2月に預金準備率を引き下げた。ところが物価は順調に下がってきたのに、その後は政策的に何も手を打っていない。とにかくリーマン・ショック後の景気浮揚策でも、その後の物価・不動産バブル対策でも、中国政府は早め早めに対策を講じてきた。それがここへきて動きを止めている。

まだインフレに対する警戒感を捨て切れないのかもしれない。3月の全国人民代表大会で、目標成長率を8%から7.5%に引き下げたので、成長率がもう少し下がるのを待っているのかもしれない。その辺の推測は全く困難だが、それにしてもやや異常。案外、重慶市のトップ解任で明らかになった政権内部のゴタゴタが影響しているのかもしれない。


    ≪11日の日経平均 = 下げ -79.28円≫

    ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ

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