FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
5月6日 / ユーロ ・ 運命の日 ? (下)
2012-04-19-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ EUに打つ手なし = ギリシャのパパデモス首相は一院制の議会を解散し、5月6日に総選挙を行うことを決めた。この内閣はギリシャが財政破たん状態に陥ったのを受けて昨年11月、全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党が連立して発足させた。首班に担がれたパパデモス氏は前ECB(ヨーロッパ中央銀行)副総裁で、政治家ではない。EUが要求する緊縮政策を実行し、資金援助を受け取るまでの暫定内閣だった。

最近の世論調査によると、連立与党の支持率は33%前後。野党の共産党や左派連合は、いずれも1ケタの支持率しかない。しかし緊縮政策に反対する野党各党は、支持率を伸ばしつつある。この結果、連立与党も野党連合も過半数を獲得できず、政局は混迷するという見方が強まっている。

総選挙の最大の争点は、EUからの支援に対する是非。ほとんどの野党は支援を受けることに反対しており、なかにはユーロ圏からの脱退を公約に掲げている政党もある。いまの連立与党は議席の過半数を獲得できず、いくつかの野党を連立に引き入れなければ政権の維持はむずかしい。その結果として政府のEUに対する姿勢が、どこまで修正されるのか。

フランスでもギリシャでも現政権が苦戦しているのは、緊縮財政の実施によって景気が悪化しているためだ。たとえば2月の失業率をみると、フランスが10.0%、ギリシャは21.0%に達している。野党側はこの国民の不満を吸い上げるために、緊縮反対・EUの支援反対・ユーロ圏反対を唱える。その結果として野党の勢力が強まったとき、EUはこれに対応する手段がない。民主主義がユーロ・EUを否定する危険性さえ孕んでいる。


    ≪18日の日経平均 = 上げ +202.55円≫

    ≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.