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経済なんでも研究会
地殻変動のユーロ圏 / 独仏は連携できるのか (下)
2012-05-10-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ ギリシャはユーロ圏に残れるのか = ギリシャでも緊縮政策を強行した連立与党が大敗。議席の過半数にとどかず、他の少数政党と組まなければ内閣が成立しそうにない。ところが少数政党は、いずれも緊縮政策に大反対。連立工作は難航しており、情勢はきわめて混とんとしている。再び総選挙が行われる可能性が高まっているという。

いずれにしても新内閣が緊縮政策を継続できなければ、EUの金融支援は受けられなくなるだろう。するとギリシャは完全なデフォルト(債務不履行)状態に陥る。ユーロ圏から離脱して自国通貨のドラクマを復活、通貨安を活用して輸出を伸ばすしかない。EUがギリシャをユーロ圏から追い出すことは難しいが、ギリシャ自身が民意を尊重して離脱する可能性は増大したと言えるだろう。

ユーロ圏では、オランダのルッチ首相が議会を解散。9月12日に総選挙を実施する。これまで閣外協力してきた野党が、政府の財政再建政策に反対したためだ。またアイルランドも、EUの財政規律強化を目指した新条約の是非を問うため、5月31日に国民投票を行うことになった。フランスやギリシャの“政変”が、これらの国の有権者に大きな影響を与えることは無視できない。

いまユーロ圏で巻き起こった政治基盤の振動は、厳しい緊縮政策に対する国民の不満を原動力にしている。その結果、政治勢力としては左派の台頭が著しい。共通の目標は「格差の是正」であり、標的は大銀行や大金持ち、さらには金融市場に向けられやすい。その一方で自由化を至上主義とするドイツ。圏外ではあるが同じ思想を持つイギリスとアメリカ。世界経済の潮流は、この2つに分岐する。


    ≪9日の日経平均 = 下げ -136.59円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ

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