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経済なんでも研究会
緊縮と成長の両立 / 至難のわざ (下)
2012-05-30-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 結局は誰かが負担 = フランスやギリシャでは国民が緊縮政策に耐えられず、政権が崩壊してしまった。その結果「緊縮と成長の両立」が時流に乗ったわけだから、EUの首脳としても財政再建のテンポを緩めることぐらいは考えざるをえないだろう。だが、これで景気の悪化はいくらか抑制できるかもしれないが、経済を成長させることはできない。

しかも財政再建の方向は変えられないから、財政支出の減少分は経済成長にとってのマイナス要因になってしまう。その分を民間需要で埋めようとすると、減税や補助金などの形で財政支出が増える。あとは自由化で輸出を伸ばすか、規制緩和で生産性を上げるしかない。メルケル首相はこの方策の信奉者だが、効果が出るまでには長い時間が必要だ。

また財政支出の内容を大幅に変更する方策があるかもしれない。成長を刺激するような支出を増やし、効率の悪い支出を減らすやり方だ。だが効率の悪い項目は失業手当や生活保護など民生的なものに多いから、オランド大統領など左派系の政治家には不向きに違いない。

最後に頼るところは金融以外にない。それも国内ではダメで、国際的な金融支援ということになる。たとえばEU共同債の発行、ECB(ヨーロッパ中央銀行)やヨーロッパ投資銀行による融資の拡大。しかし、その融資は結局EU各国が負担することになる。借りた国が経済成長できるほど、おカネを貸せるとはとても思えない。緊縮と成長の両立で名案があれば、ノーベル賞に値する。


    ≪29日の日経平均 = 上げ +63.93円≫

    ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ

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