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経済なんでも研究会
悪循環に陥った 世界経済 (中)
2012-06-06-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 四苦八苦する新興国 = リーマン・ショック後の世界不況に際して、最も早く立ち直ったのは中国だった。10年の成長率は10.4%と再び2ケタ台を回復している。しかし、その中国も最近は成長の鈍化が著しい。ことし1-3月期の成長率は8.1%まで低下した。輸出の減少と内需の伸び悩みで、国内は供給過剰の状態に。景況感も急速に悪化している。物価は安定したが、不動産への投機熱は収まらない。このため政府は、金融引き締めの解除には慎重だ。

経済発展にスピード感が出ていたインドも、このところ苦戦している。個人消費と輸出が伸び悩み、1-3月期の成長率は5.3%にまで低下した。この成長率は、リーマン後の成長率を下回っている。また投資マネーが海外に流出、ルピーの対ドル相場は最安値に落ち込んだ。東南アジア諸国やブラジルも、成長率の低下と資金の海外流出に頭を痛めている。

アメリカ経済も急に変調した。衝撃的だったのは、新規雇用者数が激減したこと。農業を除く雇用者の増加数は1-3月の平均22万人から、4月は7万7000人、5月は6万9000人へと急減してしまった。実質成長率も1-3月期は年率1.9%。昨年10-12月期の3.0%から大きく落ち込んだ。先行きの景況感も悪化している。回復軌道を順調に歩んできたアメリカ経済も、屈折点に差しかかっている。

日本経済は震災による落ち込みの反動もあって、昨年後半から上向きに推移してきた。ことし1-3月期の成長率も4.1%を記録している。特に自動車の回復が著しい。だが今後は、そのペースがダウンしそうだ。回復の足を引っ張る要因は、まず夏の電力不足。次いで消費増税をめぐる政治の混迷。そして急激な円高。これで夏以降の見通しは確実に悪化している。要するに、世界中を見渡して強い経済は姿を消してしまった。


                                 (続きは明日)

    ≪5日の日経平均 = 上げ +86.37円≫

    ≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ

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