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経済なんでも研究会
日本と似た点・違う点 / スペイン (上)
2012-06-27-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日本と酷似する不良債権問題 = いまから10年前の日本。新聞紙上には連日のように「不良債権」の文字が躍っていた。1990年代に入るとバブル経済が崩壊、日本は不景気と株価や不動産価格の暴落に襲われる。その結果として残された大問題は、金融機関が抱えた不良債権の処理。政府は巨額の公的資金を投入せざるをえなかった。ピークとなった02年3月末の不良債権残高は52兆4000億円。公的資金の投入額は合計46兆8000億円にのぼった。

スペインでは、いま全く同じ現象が起こっている。08年に不動産バブルが崩壊。07年のピーク時に比べて住宅価格は30%、大都市のオフィス・ビルは40%も値下がりした。それまでスペイン政府は着々と財政再建を進め、EUでも優等生の部類に入っていた。それがバブル崩壊で状況は一変、税収の急減で財政は赤字に。今日の財政問題は、ここに端を発している。

金融機関も担保価値の激減で、大量の不良債権を発生させることになった。ことし3月末時点では1479億ユーロ(約14兆5000億円)、07年末の9倍に膨れ上がっている。融資額に対する不良債権の比率は7.6%に上昇した。07年に45行あった国内銀行は倒産や合併で、すでに半分以下に減っている。その合併銀行の1つ、預金量で第4位のバンキアが経営難に陥り、6月25日に190億ユーロの公的資金注入を政府に要請した。

スペインはGDPが1兆4000億ドル。ユーロ圏で4番目、ギリシャの4.7倍の経済規模を有している。したがって仮にスペインの大銀行が破綻すると、ヨーロッパ各国に与える影響はギリシャの比ではない。バンキアだけでなく他の金融機関を含めて、公的資金の注入による救済は不可欠の状況になった。ここまでは10年前の日本と酷似している。だが大きく異なる点も・・・。


                                     (続きは明日)

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    ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ

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