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経済なんでも研究会
メルケル独首相を押し込んだ 南欧3人衆
2012-07-03-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 「飛躍的な前進」の評価? = ブラッセルで開かれたユーロ圏17か国の臨時首脳会議は29日未明、新たな経済安定対策で合意した。その内容は①成長戦略として1200億ユーロの資金を投入②ESM(ヨーロッパ安定メカニズム)が各国政府を経由しないで、民間銀行に直接的に資本を投入③ESMが南ヨーロッパ諸国の国債を購入④銀行監督機能を一元化するため銀行同盟の創設を検討――の4点。

市場は、この首脳会議でも問題の大半が先送りされると予想していた。それが嬉しい誤算となり、株価は大幅に反発、ユーロ相場は上昇した。スペインやイタリアの国債利回りも目に見えて低下した。たしかにユーロ圏の決定は、これまでいつも後手に回りがち。今回は初めて市場の先手を取ったという感じがする。EUのファンロンパイ大統領は「飛躍的な前進だ」と高く評価した。

事前の予想が悲観的だったのは、ドイツのメルケル首相が銀行への直接資本注入や国債買い入れに強く反対していたためだ。このメルケル首相を説得し譲歩させたのは、南ヨーロッパ3国の新しい指導者たち。いずれも「財政再建と成長の両立」「緊縮政策の見直し」を掲げて選挙に勝ったばかりのフランスのオランド大統領、イタリアのモンティ首相、それにスペインのラホイ首相。

では、これで一安心かというと、そうでもない。首脳会議後に発表された合意文書をみると、銀行監督の一元化機構は「年内に整備」とある。その一方で、銀行への資本注入は「一元化機構の設置を待って」と書いてある。すると資本注入は来年からとなってしまうが、そんな余裕がある話とは思えない。むしろ、こうした具体策の実施について、メルケル対3人衆の”団交”はこれからが本番なのではないか。


    ≪2日の日経平均 = 下げ -3.30円≫

    ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ

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