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経済なんでも研究会
複雑怪奇 ! / 電気料金の値上げ (上)
2012-07-04-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 3通りもある値上げの方法 = たとえば7月1日付け日経の朝刊。1面に「汚染水処理費など 東電、料金転嫁も」という記事を載せている。東電の家庭向け電気の値上げを議論している、経済産業省の電気料金審査専門委員会の討議内容を伝えたものだ。東電は5月に平均10.28%の値上げを申請。専門委員会はその申請理由を査定しており、値上げ幅を圧縮して7月前半には報告をまとめる。これを基に、経産相が値上げを認可すると記事は結んでいる。

この記事を読んだ人は、電気料金は8月か9月に10%近く引き上げられると理解するはずだ。ところが同じ朝刊の3面には「再生エネ、買い取り開始」という記事が載っている。同じ内容の記事は朝日や読売にも載っており、いずれも買い取りによるコスト増を吸収するため、家庭向け料金は「平均で月額87円の値上げになる」と書いてある。

すると経産相が認可する10%近い値上げのほかに、再生エネルギー買い取り分の87円も加わるのか。――と、思案するのはまだ早い。ここ1か月ほどの新聞をめくってみると、「電力・ガス14社が6月値上げ」「7月も」「8月も」と出るは出るは。こちらは燃料価格の上昇を反映するもので、このところ毎月のように値上げが実施されている。

要するに、家庭向け電気料金は全く異なった3つの方法で引き上げられる。1つは電力会社の経営内容を査定した結果、経産相が妥当と認めて値上げする方法。2つ目は輸入する燃料価格の高騰に対応して値上げする方法。そして3つ目は太陽光発電など再生可能エネルギー発電の買い取りコストを負担するために値上げする方法。この3つの方法が、なんの脈絡もなく発動される。だから複雑怪奇だ。


                               (続きは明日)

    ≪3日の日経平均 = 上げ +63.11円≫

    ≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ

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