FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
欧米の景気に 黄信号 (上)
2012-07-10-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ ユーロ圏はマイナス成長へ = ヨーロッパの景気後退入りが、ほぼ確実になってきた。EU統計局の発表によると、ユーロ圏17か国のことし1-3月期の実質成長率は年率でプラス0.1%。ほとんどゼロ成長になっている。4月以降はさらに減速するとみられ、12年の成長率はマイナス0.3%に落ち込むというのがEUの公式見解だ。これに対してECB(ヨーロッパ中央銀行)は先週、政策金利を0.75%と過去最低の水準にまで引き下げたが、経済界の反応は鈍い。

問題は12年の成長率が、マイナス0.3%程度の落ち込みで済むかどうか。ユーロ圏の生産や消費は、もっと大幅に減退しているように見受けられる。たとえば5月の新車販売台数は、EU27か国で前年比28.7%の減少。ギリシャでは47.3%も減っている。失業率も5月はユーロ圏で11.1%と過去最悪。スペインは24.6%で、特に25歳以下は52.1%に達している状態だ。

南北の格差も目立ってきた。たとえば1-3月期の成長率を国別にみると、ドイツがプラス0.5%なのに対してフランスは0%。イタリアはマイナス0.8%、スペインはマイナス0.3%など。緊縮財政に苦しむ南ヨーロッパ諸国の不況が深刻化しつつあって、これが全体の成長率を押し下げる原因となっていることが判る。

このような状況に対処するため、EU首脳会議は6月末に総額1200億ユーロ(約12兆円)の資金を、景気対策として支出することを決めた。しかし具体的な財源や支出の方法が、例によってなかなか決められない。そこで当面の対策としてECBによる金利の引き下げを行ったわけだが、経済界や市場は全く評価しなかった。裏返せば1200億ユーロの方に期待していると言えるだろう。だから、その実施が遅れれば遅れるほど、景気後退の度合いは深くなってしまう。


                                 (続きは明日)

    ≪9日の日経平均 = 下げ -123.87円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.