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経済なんでも研究会
穀物価格が高騰 / デフレは解消 !? (下)
2012-08-02-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 今回は生産減少が特徴 = 穀物の国際価格はちょうど4年前、08年の春から夏にかけても高騰した。当時は中国など新興国の需要が急増。これに目を付けた投機資金が大量に流入して、価格を吊り上げている。しかし秋になってリーマン・ショックが発生。世界的な不況で需要が減退したため、穀物バブルは崩壊した。

今回の価格高騰は、当時の状況とよく似ている。投機資金も流入しており、砂糖やトウモロコシの先物に対するファンドなどの買い越し量は、この2か月で2倍になったという。しかし根本的に異なるのは、その原因だ。当時は需要超過だったのに対し、今回は供給不足。したがって正常な状態に戻るのには、かなりの時間がかかると考えられている。

したがって穀物の国際価格は、今後も当分の間は上昇するという見方が強い。そのほとんどを輸入に頼っている日本にとっては、大問題である。なにしろ国内自給率は、小麦が9%、大豆が6%、トウモロコシにいたっては1%未満という有様だ。輸入価格が上がっても、対抗手段はない。

乳製品から食肉、豆腐からパンに至るまで、これから年末にかけて多くの食料品が値上がりするだろう。すでにバターや食用油の値上げを発表したメーカーもある。加えて電気料金の引き上げ。消費者物価は上昇するに違いない。そのときデフレからの脱却を目標に掲げている日銀は、どう釈明するのか。まさか「穀物価格の高騰で、デフレが解消して良かった」とは言えないだろう。


    ≪1日の日経平均 = 下げ -53.21円≫

    ≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ

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