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経済なんでも研究会
EUは 不況に耐えられるのか ? (上)
2012-08-21-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 事実上の景気後退入り = EU統計局が発表した4-6月期のGDP成長率は前期比で、ユーロ圏17か国とEU27か国がともにマイナス0.2%だった。昨年10-12月期はともにマイナス0.3%、また本年1-3月期はともに0%だったから、この9か月間は全く成長しなかったことになる。景気後退の定義は2四半期続けてのマイナス成長だから、定義上は景気後退ではない。しかし実質的には景気後退に入っていると言えるだろう。

国別にみると、やはり財政再建の重荷を背負う南ヨーロッパ諸国の後退が大きい。たとえばイタリアはマイナス0.7%で、4四半期連続のマイナス成長。スペインもマイナス0.4%で、3四半期連続のマイナス成長だった。奇妙なことに、このEUの発表にギリシャは入っていない。しかしギリシャ政府は、4-6月期の成長率を前年比マイナス6.2%と公表している。

問題なのは、ドイツやフランスの成長率も落ちてきたことだ。ドイツはプラス0.3%だが、前期のプラス0.5%よりも減速した。フランスは3四半期続けて0%の横ばいである。ドイツの場合は、輸出の伸び悩みに加えて個人消費や設備投資の減退も目立ち始めてきた。6月の工業生産は0.8%減少している。

輸出の伸び悩みは、中国などの新興国とアメリカの景気低迷によるところが大きい。だが加えて、EU域内の不況も影響を及ぼし始めている。一例を挙げると、7月のベンツの輸出台数は前年比3.1%の減少だったが、EU域内向けは10.2%の減少となった。南の財政問題が、北の経済にも悪影響を及ぼし始めたことを意味している。


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