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経済なんでも研究会
効き目なし : 日銀の金融緩和政策 (下)
2012-11-07-Wed  CATEGORY: 政治・経済
◇ 残る手段は外債の買い入れ = なぜ金融緩和政策の効果がなくなったのか。もう少し考えてみよう。日銀が国債などを大量に購入すると、それだけ大量の資金が市中に放出される。これによって市中の金利が下がり、企業や個人の借り入れが進む。これが最も期待される金融緩和の効果だが、ゼロ金利政策で金利が十分に下がっているからほとんど効果はない。

次に国債の相場が上昇して、利回りは下がる。だが、ここでも国債の利回りは十分に下がっているから、その効果は薄い。結局は余った資金が株式市場に向かい、相場を押し上げる。株価が上がれば、その利益が消費に回りやすい。最近の量的緩和では、この点が最も重視されてきた。しかし今回は市場関係者が言うように「予想の範囲内」で、インパクトが足りなかった。

今回は、金融機関に対する貸し出し増加支援基金も追加した。その効果は不明だが、あまり期待できそうにない。優良企業の資金需要は弱く、追加融資の必要性は低い。さりとて問題企業に貸し出せば、不良債権を増やしてしまう危険性がある。日銀は不良債権の面倒までみてはくれない。

残る方策は、日銀の買い入れ基金による外債の購入だろう。海外の国債や安全度の高い社債を購入すれば、市場ではドルやユーロの需要が増える。その結果、円相場が下がれば景気にとってはプラスになるだろう。ただ、この方法は為替介入と同じ仕組み。日銀内部だけでなく、政府にも反対論が根強い。だが、もうそんなことを言っている場合ではなくなったのかもしれない。


    ≪6日の日経平均 = 下げ -32.29円≫

    ≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ

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