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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 金融緩和政策の限界 ④
2012-12-01-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 日銀の量的緩和政策 = 日銀は金利をゼロにまで引き下げてしまったため、10年10月からは量的な金融緩和政策に転換せざるをえなくなった。そのための仕組みとして創設されたのが、資産買い入れ基金という制度。この資金を使って、市場で国債や社債を買う。その代金が市中に放出されて、流通するおカネの量が増えることになる。

設立したとき、この基金の総ワクは35兆円だった。それから何回も増額され、現在の総ワクは91兆円に達している。いちばん最近は10月30日に、11兆円の増額を決めた。日銀はこのうち10兆円で国債を、残りの1兆円でETF(上場投資信託)や社債などを買い入れることにしている。

しかし、この方法もしだいに効果が薄れてきた。たしかに日銀が国債を買えば国債の市場価格は上がり、利回りは低下する。最近の10年もの国債利回りは0.7%程度と、異常な低さになった。またカネ余りが進むという思惑から、株価も上昇する。だが肝心の景気を浮揚させる力は、きわめて弱々しい。

日銀もこの点は認識している。このため今回の増ワクに際しては、同時に貸出し増加支援基金という制度も付け加えた。これは金融機関が企業や個人に対して新たな貸出しをした場合、日銀がその分を0.1%という超低金利で金融機関に融資するという制度。しかし金融機関も優良企業もカネ余り気味。どの程度の効果があるかは少々疑わしい。


                               (続きは来週サタデー) 

    ≪30日の日経平均 = 上げ +45.13円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】

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