FC2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
金融緩和の 効果はあるのか ?
2012-12-27-Thu  CATEGORY: 政治・経済
◇ 不可解な物価2%目標 = 日銀は先週、ことし5回目となる量的金融緩和の拡大策を決定した。資産買い入れ基金の上限を10兆円引き上げ、101兆円にする。同時に安倍首相の要請を受け入れる形で、来年1月の政策決定会合で「物価上昇率2%を金融政策の目標にする」ことを検討することになった。

日銀が10年10月に量的緩和政策を始めたとき、基金の買い入れ上限額は35兆円だった。それが3倍にも膨れ上がり、それだけ大量のおカネが銀行に流されている。ところが銀行の融資額は、それほど増えていない。企業はカネ余りのうえに、魅力的な投資先を見出せない。個人も収入が減っているうえに、将来が不安だから借り入れを躊躇している。金融を緩めても需要は伸びず、景気はよくならない。

カネ余りがさらに進むという期待から、市場では円相場が下がり、株価が上昇した。たしかに金融緩和の効果ではあるが、この市場心理は緩和を継続しないと反転してしまう。それが怖いから緩和政策を次々と拡大しているのが、いまの状態だろう。残念ながら、本質的な景気浮揚効果とは言いにくい。

物価上昇率を金融緩和の目標にするという考え方は、理解しにくい。たとえばバブルで原油や食料の国際価格が高騰したり、消費税の引き上げで物価が上がったら、どうするのだろう。それで金融政策は目標を達成したと言うのだろうか。景気がよくならずに物価が上昇すれば、困るのは年金生活者や住宅ローンの借り手である。安倍首相や日銀のこの論理は、庶民にはとうてい不可解である。


    ≪26日の日経平均 = 上げ +150.24円≫

    ≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2019/11 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.