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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 金融緩和政策の限界 ⑧
2012-12-29-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ おカネを借りない企業・個人 = 日銀の発表によると、資産買い入れ基金の総残高は12月20日時点で66兆9000億円になった。この基金を創設した10年10月からの2年2か月で、これだけの金額が銀行に注入されたことになる。12年度予算の一般会計歳出額が90兆3000億円であるのに比べれば、いかに大きな金額かが判るだろう。

ところが銀行の貸出額は、この間にほとんど増えていない。全国銀行協会の集計によると、全国117銀行の貸出し残高は11月末で423兆円。10年9月末に比べて、なんと3兆円しか増えていない。要するに、日銀が銀行から国債や社債を買い上げて67兆円の資金を供給しても、そのおカネは全く使われていないわけだ。

優良企業はもはや銀行から借り入れなくなっている。上場企業の約半数は無借金経営だ。しかも国内の生産設備は余り気味だから、借金をしてまで設備を拡張しようとする企業は少ない。借金をしたい企業は経営が不安定なところが多く、銀行は不良債権になることを恐れて貸せない。

個人も超低金利になった住宅ローンは借りる。しかし給与所得が減り続けているうえに年金などの将来展望が不確かなために、銀行からカネを借りてまで消費を増やそうとする人は少ない。だから日銀が量的緩和を拡大して大量のおカネを銀行に供給しても、おカネは銀行に滞留してしまう。


                                (続きは来週サタデー)

    ≪28日の日経平均 = 上げ +72.20円≫

    【今週の日経平均予想 = 4勝0敗】  

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