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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 金融緩和政策の限界 ⑨
2013-01-05-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 国債で儲ける銀行 = 日銀が量的緩和政策を開始してから2年あまり。この間に日銀は、銀行が保有していた国債や社債などを67兆円も購入した。それだけのおカネが銀行に流れたわけである。だが銀行の貸出額は、ほとんど増えていない。だから量的緩和政策の景気浮揚効果は弱々しいものとなっている。

それでは銀行は、このおカネを何に使っているのだろうか。いちばん多いのが証券の購入である。銀行が保有する預金と購入した証券の比率を預証率と言うが、全国117行の預証率は昨年3月末で41.8%。過去最高の水準に達した。ちなみに預金と貸し出しの比率である預貸率は68.9%で、過去最低だった。

証券類のなかでも、国債の購入が圧倒的に多い。全国117行の国債保有額は、昨年3月末時点で166兆4000億円。10年3月末に比べると、36兆円も増加している。最も安全性の高い国債を相場の安いときに買って、高いときに日銀に買ってもらう。人件費もかからず、銀行にとってこんな楽な商売はない。

その銀行も、実は内心ひやひやしていることがある。大量の国債を保有しているから、もし国債の価格が暴落すれば巨額の損失を蒙ることになるからだ。いまのところ日本の国債は、高値で安定している。しかし外国人の保有比率も1割を超えた。仮に価格が下落し始めれば、一斉に売るかもしれない。専門家によると、そのメドは、長期債の流通利回りが1.5%を超えて上昇したときだという。


                                (続きは来週サタデー)

    ≪4日の日経平均 = 上げ +292.93円≫

    【今週の日経平均予想 = 1勝0敗】

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