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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 金融緩和政策の限界 ⑩
2013-01-12-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 金融緩和も限界に近づく = 安倍首相はかつて「国債をどんどん発行して、日銀に引き受けさせる」と発言して物議を招いたことがあった。このときは肯定論も聞かれたが、大半は「インフレになる」「国債の価格が暴落する」という批判の声だった。さすがに安倍さんも、首相になってからは発言を抑えている。

太平洋戦争の戦前から戦中にかけて、日本政府は軍費を調達するために日銀に国債を引き受けさせた。その結果は大インフレになったという経験がある。日銀が国債を買い取る形でおカネをばら撒けば、それだけ通貨の価値が減りモノの値段が上がるわけだ。現在は日銀が量的緩和で国債を買っても、物価はなかなか上昇しない。経済のグローバル化などによって、競争が激しくなっているからである。

国債も金融商品だから、供給が過剰になれば価格は下がる。価格が下がれば金利が上がり、景気に悪影響を及ぼすと同時に、国債の金利負担が増大して財政状況はもっと悪化する。いまのところ国債の価格は高値で安定しているが、国債の増発を無限に続けられるはずはない。いずれは限界に達する。

景気が悪いから、インフレになる心配はまだ小さい。しかし政府は12年度の補正予算案で、国債をまた5兆円ほど増発する。国債の需給は、その分だけ限界に近づいたことは確かだろう。もし限界を突破すると、副作用は一気に表面化する。ことしは国債の市場価格と、その裏返しである長期金利の動きから目を離せない。


                             (続きは来週サタデー)

    ≪11日の日経平均 = 上げ +148.93円≫

    【今週の日経平均予想 = 2勝3敗】

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