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経済なんでも研究会
“ふつうの国”になった 中国
2013-01-22-Tue  CATEGORY: 政治・経済
◇ 成長率の低下は歓迎すべきこと = 中国政府は先週、12年の実質経済成長率が7.8%になったと発表した。11年の9.3%からまた少し低下し、13年ぶりに8%を割り込んでいる。輸出の鈍化に加えて、国内でも個人消費が伸び悩んだ。たとえば12年の小売り売上高は前年比14.3%増で、11年の17%増を下回っている。

中国経済の急成長は1982年から始まった。それから2011年までの30年間、実質成長率の年平均は9.6%に達している。それが12年は8%を下回ったわけだ。しかも今後も10%台の成長率に戻る可能性は小さい。というのも一人っ子政策の影響で、労働力人口が減少する時期に入ると考えられているからだ。

労働力人口の減少は、潜在成長力の低下を意味する。政府がそれを無視して強力な景気浮揚策を実施すれば、不動産バブルなどインフレを起こしやすい。その結果は現在でも大きな問題となっている貧富の差を、さらに拡大させる。中国政府もそれを恐れているから、無理な対策は講じないだろう。

中国の成長率が低下したことについて、日本の輸出が停滞することを心配する論調が見受けられる。だが、その考え方は正しくない。たとえば仮に中国が再び10%台の成長を続けたら、どうなるか。かつても経験したように、エネルギーや資源、食料の国際価格が高騰する。日本にとっては、大打撃になりかねない。だから中国が“ふつうの中成長国”になることは、歓迎すべきことである。


    ≪21日の日経平均 = 下げ -165.56円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ

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