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経済なんでも研究会
“狼少年”になった アメリカ議会 (下)
2013-01-25-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 大きな政府vs小さな政府 = 政府の債務限度を法律で決めているから、限度の引き上げ法案は毎年のように議会に提出されている。ふつうはすんなり引き上げられるが、11年夏には与野党の折衝がこじれて国債の発行ができなくなった。このためアメリカの国債が、初めて格下げされるという騒動を惹き起している。

だから多くのアメリカ市民は「また始まったか」と、眉をひそめて眺めている。デフォルト(債務不履行)に陥ったら一大事だが、与野党はギリギリのところで妥協するだろうという予想も強い。何度も脅かされてきただけに「楽観はできないが、なんとかなる」と思っているようだ。いわば議会の揉めごとは“狼少年”になりつつある。

だが慣れすぎて安心するのは危ない。この問題は、民主党と共和党の深刻な政治哲学の対立に根差したものだからである。民主党は富裕層の増税で財源を増やし、これで福祉政策を充実しながら財政再建も進める考え方。これに対し共和党はすべての所得層に減税し、なおかつ大幅な歳出の削減で財政再建も実現するという主張。

要するに“大きな政府”と“小さな政府”の対決である。したがって問題は、債務上限の引き上げだけにとどまらない。減税の範囲や財政支出の削減でも、与野党の主張は隔たっている。2期目の就任式を済ませたオバマ大統領だが、“ねじれ”議会のもとで、この与野党の対立には頭を悩ませ続けることになるだろう。少し油断すると大変なことになる危険性に、ずっと付きまとわれることになる。


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