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経済なんでも研究会
明快で複雑で重大! / イタリアの総選挙 (下)
2013-02-22-Fri  CATEGORY: 政治・経済
◇ 信用不安に火が付く危険性も = イタリアでは上下両院が同時に解散され、同時に総選挙が行われる。両院ともに比例代表選出制で、下院は得票率がいちばん高かった政党に議席の54%が与えられる。一方、上院は20の州ごとの比例代表制。このため上院の選挙結果は、きわめて予想しにくい。

しかも投票日の2週間前からは、世論調査が禁止されている。したがって終盤になって反緊縮派の追い上げが急だと伝えられるが、直前の予想は出ない。反緊縮派の追い上げは、国民が緊縮政策による不景気に我慢できなくなったため。その不満に、ベルルスコーニ氏ら反緊縮派の選挙運動が火を付けたとみられている。

ベルルスコーニ前首相は緊縮政策を実行できず、EU首脳から愛想をつかされた形で政権の座を降りた人。しかも昨年10月には脱税で有罪判決を受け、さらに少女買春疑惑の裁判が近く始まる。緊縮政策を進めて信用不安を押さえ込んだモンティ氏の評判が落ち、ベルルスコーニ氏の中道右派が得票率を伸ばしそうなイタリア。その国民感情はきわめて複雑だ。

総選挙の結果、緊縮推進派が政権を握れば世界経済に動揺は起きない。しかし反緊縮派が政権を奪取すれば、イタリア経済に対する不安が高まり、EUの信用不安が再燃する可能性は高い。また下院は緊縮派、上院は反緊縮派となって、政治がストップしてしまう危険性も大きい。要注意である。


    ≪21日の日経平均 = 下げ -159.15円≫

    ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ

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